R5年10月　最低賃金について

賃上げが叫ばれる昨今。
今年の最低賃金の上げ幅がどうなるのかずっと気にかかっていましたが、ついに目安が発表されましたね。毎年ほぼこの目安金額に落ち着くので、今年もそうなるかと思います。

改訂後　地域別最低賃金

地域	最低賃金	深夜最賃(25％UP)	令和4年度
静岡県	984円	1230円	944円
山梨県	938円	1173円	898円
愛知県	1027円	1284円	986円

「いきなり時給1000円にはいかないだろうな。980円くらいになるかな」と思ってはいましたが、予想を超えて過去最大の上げ幅でした。今回の上昇率(全国)は4.3%UPだそうです。
そして来年には確実に1000円を超えてくる金額になりましたね。

一労働者としては賃上げはとても嬉しいのですが、求人を取り扱う私たちにとっては、素直に喜べない数字でもあります。

中小企業や個人経営のお店など、コロナで大ダメージを受けたところで、物価の上昇。そしてさらに人件費増とくれば、経営判断に迫られる企業さまも増えてくると思います。
仕入れや維持費も激増しているのに、商品やサービスの値段はそこまで大きく変えられない……。
そんな苦しい実情をお伺いする事も多いだけに、今回の賃上げがもたらす影響に大きな不安を感じています。

DOMOでは、例年9月頃から「新しい最低賃金」を意識した修正が増えて参ります。
他社の様子を見ながら足並みをそろえたいと希望される事も多いのですが、可能であれば他社に先駆けて改定を進める事をオススメします。

せっかく時給を上げる(上げざるを得ない)状況になるのだったら、武器として有効活用できるタイミングを狙っていきましょう。
他が様子見をしている間に賃上げした給与で求人を出すことで、単純に時給面だけでも差別化できますし、従業員ファーストの職場だというイメージUPにも使えます。

改定間近や改定後では、全ての求人の時給が上がってしまい「結局ほかの求人に埋もれてしまう」現象がおきてしまいます。それでは時給UPの恩恵が少しも受けられず、非常にもったいないです……！

ご掲載のタイミング、賃金改定のタイミングへのお悩み、採用計画のご予算組みなど、お困りのことがありましたら何でもお気軽に相談ください。
今はまだ掲載を考えていない。そんな場合もお問い合わせ大歓迎です。
営業担当またはクレスキューブまでお気軽にご連絡くださいね。